おがのの最奥、四季で表情を変える「つり橋」×「滝」の絶景

尾ノ内渓谷

自然・アウトドア

  • キャンプ・BBQ
  • バス停より徒歩20分以内
  • 子どもと一緒
  • 川・滝
  • 心が整う
  • 星空
  • 登山・ハイキング
  • 終点の風景

2025.10.31

両神山の麓の長い時間をかけて形成された渓谷

国道299号を群馬方面に進んだ、おがのの最西端に位置する「尾ノ内渓谷」。日本百名山”両神山”を源流とする尾ノ内沢が長い時間をかけて形成した渓谷です。両神山を龍の頭、そこから流れる沢を龍の身に見立てると、この地はちょうど尾の内側の部分に見え、そこから「尾の内」と名付けられたとも言われています。渓谷に沿って広がる森は多様な植物が呼吸し、一番滝、油滝に代表される大小の滝が数多く見られ、リフレッシュに最適。両神山へ至る登拝路の入り口にもあたり、かつては修験道の修行ルートの一つであったとも考えられます。気持ちの良い水の音を聞きながら、清涼な空気にも包まれるトレッキングコースとして、沢登りファンからも人気を集めています。

※トレッキングや沢登りを楽しむ場合は、専用の靴や装備でのぞみましょう。

夏の滝、冬の氷柱。季節を楽しむ尾ノ内渓谷のつり橋

入り口から遊歩道を歩いていくと、左手には4月上旬に開花の見頃を迎える約500株のシャクナゲがあります。シャクナゲを上部から鑑賞するために地元住民が作った展望台があります。さらに歩くと、渓谷名物でもある巨大なつり橋が現れます。すこし揺れるつり橋をゆっくり渡ると、夏は水量も多く迫力がある滝を近くで見られ、冬はこのつり橋から秩父三大氷柱のひとつ“尾ノ内氷柱”を眺めることができます。さらには、このつり橋の上流には、沢の水流を利用した「小水力発電」も設備されており、その電力はイベントでのライトアップ時などに活用されています。

自然と人の手が織りなす、まちを彩る尾ノ内渓谷の催し

四季ごとの景色も楽しめる「尾ノ内渓谷」。毎年1月中旬から2月中旬にかけて地元の人の手によって作られる“尾ノ内百景氷柱”が名物で、5月から夏にかけては新緑がまぶしく、秋には紅葉が鮮やかです。特に、“両神山麓花の郷ダリア園”で咲いたダリアを摘み取り、フラワーアレンジメントを施して「尾ノ内渓谷」を美しく彩る“紅葉祭”は、おがのまち内で名所のコラボレーションとなり、まちの名イベントとしても知られています。2023年には、地域内外からメンバーを募り”年間を通して尾ノ内渓谷の観光を盛り上げよう”という民間団体も立ち上がり、近々、キャンプ場もオープン予定です。

尾ノ内渓谷

住所埼玉県秩父郡小鹿野町河原沢3515付近

営業時間気候や天候の都合により、つり橋の奥に行けない場合もあります

TEL0494-76-0255(尾ノ内渓谷観光事業推進委員会 事務局)