フランスに羽ばたくワインをも創り出す、初代の想いを受け継ぐワイナリー
秩父ワイン
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2025.10.31
創業者の思いを受け継ぎ、約80年続く埼玉県初のワイナリー
「秩父ワイン」の発祥は、小鹿野町(当時の秩父・両神村)に生まれた浅見源作さんが1933年に、1冊の物語からヒントを得てブドウを作り始め、そのブドウで1940年に“秩父生葡萄酒”として販売したことにさかのぼります。その意志を5代目であるひ孫の島田さんが受け継ぎ、現在もワイナリー近くに開墾したブドウ畑では栽培を続けており、商品の一部のワインの原料となっています。目の届く範囲の生産量で、奥秩父の風土や個性が表現されるよう、細部にこだわったワイン作りをしています。ワインコンクールなどでも数々の受賞をしており、令和7年にはフランスへの輸出も決まり、そのクオリティが日本だけでなく世界からも認められているワインです。
ソムリエの話を聞きながらお気に入りの味を見つける蔵での試飲体験
自社畑で栽培している10種類のブドウをメインに醸造されている数々のワイン。さまざまな価格帯や品種、ヴィンテージのワインが揃うラインナップに目移りしてしまいますが、試飲をしてお気に入りの味を見つけることもできます。特におすすめなのは、普段は非公開のワインセラーでもある“蔵でのテイスティング体験“。島田さんの妹で、ソムリエ資格を持つ取締役の村田さんが、好みを聞きながらおすすめのものを教えてくれ、数種類を飲み比べることができます。
20種類以上の圧巻のラインナップが揃う直売所
ワインはいずれも“源作印”というブランド名がついています。創業者の浅見源作は”この地にあったブドウの可能性を最大限に引き出すことが奥秩父を潤す”と信じ、”お天道様が実らせたブドウをよく発酵させて、よく寝かせて、健康的なワインをつくる”ため試行錯誤しました。今もこの信念のもと、島田さんと村田さんを中心にブドウの栽培から醸造、販売までを行っているワインは、おがののお土産としても大人気です。道の駅などでも購入はできますが、ヴィンテージや品種によっては、ここでしか買えないものもあるので、造り手を近くに感じ、いろんなお話を聞きながら選んでみてください。

