おがのまちの地形と秩父地域の山々が一望できる、随一の絶景スポット

四季の道小鹿野展望台

自然・アウトドア

  • 写真映え
  • 子どもと一緒
  • 旧宿場町にある
  • 登山・ハイキング
  • 終点の風景

2025.10.31

歩いての散策もおすすめ!展望台への道

おがのまちと秩父市吉田の境界にあたる尾根にある「四季の道小鹿野展望台」。小鹿神社裏の道を西に進むと見えてきますが、おすすめは、小鹿野町やすらぎの丘公園に車を停めて、そこから約3kmある山道を歩いて展望台まで散策するルート。やすらぎの丘駐車場からはほぼ直行直下の階段がありますが、サザンカやロウバイ、モミジが植樹され、立冬から新緑にかけても、紅葉の時期も、とても気持ちよく散歩ができそうです。

東側に武甲山、南側に三峰山、西側に両神山や四阿屋山をのぞむ

東側(左側)の手前の平らに見える尾田蒔丘陵は長尾根と呼ばれ、約50万年前の盆地の平坦面だったエリアだそう。秩父盆地に流れる荒川の働きによってできた河成段丘の中で一番古いとも言われます。同じサイドには石灰岩の山“武甲山”も眺めることができ、さらに武甲山のある方角からは太陽が昇るシーンが見られるので、早朝に訪れた際はその美しい景色に出会えそうです。南側(正面)には三峰山(妙法ヶ岳)の姿も。雲取山、白岩山を含めた三つの山々は、秩父帯のチャートや石灰岩などの硬い岩石からなり、切り立った高い山頂を形成しています。西側(右側)にはノコギリ状の山容が特徴的な両神山や四阿屋山(あずまやさん)を望めます。この二つの山の間には、少し低い明神山(大名山)も。この明神山は、北側を赤平川、南側を小森川に削られた山と言われ、その形にも注目です。

おがのまちの地形を一望できる見晴らしの良さ

これらの山々に囲まれたおがのまちは、赤平川の河成段丘上に発展した歴史があり、古くから志賀坂峠を通って信州へ至る街道の要衝だったとも言われます。見晴らしの良い展望台から山の景色を愛でつつ、眼下に広がるおがのまちの歴史に思いを馳せてみるのも面白いかもしれません。
※道幅が狭く、急な坂道やダート道もあるため、車や二輪車での通行は十分にお気をつけください。

四季の道小鹿野展望台

住所埼玉県秩父郡小鹿野町小鹿野地内

TEL0494-75-5060(小鹿野町まちづくり観光課)

HPhttps://kanko-ogano.jp/trekking/#trekking02