異国情緒ただよう館で躍動する、クライミングの新スポット
クライミングパーク神怡館
自然・アウトドア
- アクティビティ
- バス停より徒歩20分以内
- 写真映え
- 子どもと一緒
2025.10.31
国際交流の記憶を受け継ぐ館で楽しむクライミング
“薬師堂”や“道の駅 両神温泉薬師の湯”のある県道37号線から少し入ったところにある「クライミングパーク神怡舘(しんいかん)」。もともと埼玉県と中国・山西省との友好県省締結を記念して1992年に建てられた「埼玉県山西省友好記念館」が前身です。中国風の瓦屋根や赤い柱を残す独特の外観が、緑深い山あいの景観に不思議と調和しています。展示施設としての役割を終えた館は、2020年にボルダリング施設として再生。歴史的建築とスポーツ文化が融合した交流拠点は、スポーツクライミングに興味を持つ多くの人に利用されています。
6面の多彩なウォール、競技の登竜門へ
「クライミングパーク神怡舘」の魅力は、秩父地域最大級を誇る本格的なボルダリングウォール。高さ約4.5メートル、横幅35メートルの広々とした空間に斜度80、90、100、110、120、130度の6種類の壁が並び、垂直から強傾斜まで段階的に挑戦できる設計です。初心者にはバランス感覚を試すスラブ(80度あたり)、上級者には体幹力を要するオーバーハング(120度以上)が人気。定期的に課題(クライミングホールドの位置やルート)が更新され、全国中学生ボルダー競技会など全国規模の大会も開催されていることから、プロを目指す選手が腕を磨くクライミングの“登竜門”として全国からも注目を集めています。
家族でも楽しめる、やさしいクライミング体験
館内にはキッズウォールや未就学児でも遊べるスペースを完備し、初めての来場者にはスタッフが登り方を丁寧に指導。レンタルシューズも用意され、手ぶらで挑戦できる気軽さが魅力です。広い休憩室や観覧スペースも備え、家族や友人と一緒に過ごせる環境づくりにもこだわっています。全天候型の屋内施設のため、雨の日でも安全に楽しめ、休憩タイムはくつろげるのも魅力の一つ。プロ志向のクライマーから子ども連れまで、誰もが同じ空間で“登る楽しさ”を共有できる、交流拠点としても親しまれています。

