地球の歴史を一目で!1億年分の地層が抜け落ちたおがのまち「犬木の不整合」を探検
犬木の不整合
自然・アウトドア
- アクティビティ
- ジオスポット
- バス停より徒歩20分以内
- 川・滝
2025.10.31
地球のドラマが刻まれた犬木の不整合
「犬木の不整合」は、おがのまちの三山地区・小金沢集落に位置し、国道299号を群馬方面(西)に進んだ赤平川沿いにあります。地球の歴史が読み取れる崖です。黒い下の地層は恐竜が生きていた1億年前、上の砂と小石(礫)が混ざり合った地層の砂礫層(されきそう)は1700万年前のもの。本来なら順番に積み重なるはずの地層が、ここでは約1億年分も抜け落ちています。一体ここで何が起きたのか?と思い始めると目の前の崖が、地球の壮大なドラマを語る“現場”に見えてきます。平成28年に「古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群」の一部として国の天然記念物に指定されました。
恐竜時代と哺乳類時代、1億年の隔たりの記録
秩父地域はかつて海で、ここに泥が積もり黒い地層が形成されました。やがて大地が隆起し、長い侵食で削られ、海が姿を消します。そして再び海が訪れ、砂や小石が堆積して新しい層が重なりました。これを“古秩父湾”と呼びます。恐竜時代と哺乳類時代が直接つながるこの景色は、地球が繰り返してきた変化の記録。壮大な時間の流れを想像すると、足元の景色が一気に生き生きと感じられます。
海の底にあった頃のことを思い浮かべてみよう
川沿いの安全な道から見上げると、黒と茶色の地層がくっきりと並び迫力満点です。下の黒い層は恐竜時代の海の底、アンモナイトや神流町に続く恐竜時代の地層を想像できます。上の白っぽい砂礫層は約1700万年前の浅い海で、イルカやクジラの祖先、二枚貝が群れをなしていたはず。目の前の崖を見ながら、1億年以上の海の生き物たちを思い描く、タイムトラベルのような体験ができます。入り口から階段になっていて高低差があったり、川沿いの道は石がごろごろしていたりと割とワイルドな散策道なのでしっかりとした歩きやすい靴を履いていくことをオススメします。また、崩落の危険のあるところなので頭上などに良く注意して見学してください。

