伝統を重んじつつ、和やかな雰囲気にまちの人が多く集うお寺

十輪寺

歴史・文化

  • バス停より徒歩20分以内
  • 心が整う
  • 旧宿場町にある
  • 神社仏閣・札所巡り
  • 祭り・イベント

2025.10.31

静けさと清らかな空気に包まれるお寺

真言宗智山派の名刹「十輪寺」は、長い歴史の中で地域の信仰を支えてきました。本尊の十一面観世音坐像は小鹿野町指定文化財としても知られています。また境内にある迦桜羅(カルラ)天石仏は江戸時代末期のもので、石仏のカルラ王は日本では珍しく、こちらを目的に訪れる方も多いそうです。山門をくぐれば、境内に植栽された桜やアジサイなどの穏やかな表情を四季を通して見ることができ、静けさと清らかな空気に満たされ、訪れる人の心を鎮めてくれる癒やしの空間となっています。

旅絵師の天井絵や、文化財の木造金剛力士像などたっぷりの見どころ

山門に立つ、“木造 金剛力士像”は、埼玉県の指定文化財で、地元ヒノキ材を用いた寄木造りのもの。堂々としたたたずまいで、訪れる人を迎えてくれます。同じく県の指定文化財の“絹本着色十三仏像”は、如来・菩薩・明王を描いた五段配列の十三仏一幅があり、寺の歴史や信仰の深さを今に伝えています。本堂の天井には旅の絵師集団が描いたという趣深い天井絵が、向拝の天井には色鮮やかな七福神と干支が描かれており、参拝時に見ることができます。境内にある「時の鐘」は毎夕にやさしい音色を町に響かせ、訪れる人の心を穏やかにしてくれます。近くには、鶴が羽を広げたような姿をした、樹齢200年以上といわれる松がたたずみ、長い時を静かに見守っているようです。

まちの人が楽しみに集う花まつりや、音楽イベント

毎年5月の連休には灌仏会(かんぶつえ)として“花まつり”が行われ、境内を彩る花々とともに地域の人々がお釈迦様の誕生を祝います。誕生仏に甘茶をかけ、花を飾り、ほんのり甘みのある甘茶が振る舞われ、子どもからお年寄りまで、楽しい気持ちでお寺に集います。このお寺の“花まつり”の特徴は、音楽好きの住職が主催するライブやなんでも市、本堂でのアート展示などが行われること。そのほか、春から秋にかけては、月1回、本堂でのヨガイベントも開催されています。古い寺院と現代文化が調和するその光景は、おがのまちならではの温かさと斬新さを感じさせます。

十輪寺

住所〒368-0105 埼玉県秩父郡小鹿野町小鹿野1823

TEL0494-75-2000

HPhttp://surudoro5.blogspot.com/2025/04/54.html