水が凍るだけで、ここまで美しい
ひさつき氷柱
自然・アウトドア
- バス停より徒歩20分以内
- 写真映え
- 川・滝
- 終点の風景
2026.1.9
ひさつきの地形と寒さが生む景色
ひさつき氷柱は、市街地から国道299号を群馬方面に進んだ久月(ひさつき)集落に、冬だけ現れる景色です。湧き水があり、風が抜ける、赤平川沿いの静かな場所。日照時間が短く夜間にしっかりと冷え込むので、沢から導かれた水が少しずつ凍り重なっていきます。見頃は例年1月上旬から節分頃まで。地域の人たちが水を見守り、環境を整えていますが、氷の形を決めることはせず、主役はあくまで自然。人は自然の造形美を損なわない距離で寄り添うだけだといいます。
流れて凍る、水のリズムを静かに眺める
ここにはライトアップも音楽もありません。ただ水が湧き、流れ、凍る。水が流れ落ちる一瞬を閉じ込めていく。その静かな循環が続いているだけで、思わず足を止めてしまいます。派手さはなくとも静かに心を打つ美しさがあります。
人の力を借りつつも作り込まれたものでもない。完成された彫刻というより、「凍り続けているプロセス」を眺めている感覚に近い。毎年、同じ景色にはならない、その偶然性こそが、ここを訪れたくなる理由でしょう。
育てるけれど、つくり込まない
氷柱は、橋の上から全体を眺めることも、歩いて近づき、見上げる角度で楽しむこともできます。立つ場所や視線の高さによって、氷の重なりや水の気配が少しずつ変わって見えます。氷柱を管理する黒沢和夫さんは、「氷柱の出来は気温や水量などの気象条件に左右されますが、自然をのんびり楽しめる場所なので、ぜひ深呼吸しに来てください」と語ります。
